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2007年11月14日 (水)

映画『マイティ・ハート/愛と絆』

9・11から3ヶ月後にパキスタンで誘拐されたアメリカ人ジャーナリストとその妻の話。夫を誘拐組織から取り戻すべく奮闘する彼女とその協力者の実話が描かれている。

うーん、ここは「愛に心を打たれました」なんて言う感想を述べなければならないのだろう。しかし、この手の映画は食傷気味だ。「9・11ではテロにやられ僕たちはなんてかわいそうなんだろう」というアメリカのナルシスト的プロパガンダがプンプン臭ってきて興ざめな映画である。

そりゃ、アンジェリーナ・ジョリーが演じる妻の気持ちは、冷静になればよくわかるし、共感もできる。のだが、この映画のような描き方をされれば先のような感想しか出てこないのだ。パキスタン側の背景がほとんど描かれていない。冒頭数分でさらりと状況説明しているだけだからね。

さらに、中国やチベットの方では人権人権と声高に叫んでいるのに、パキスタンの対テロ組織の非人道的な捜査は黙認ですか?誘拐された新聞記者を取り戻すためには何でもやる。目的のためにはアメリカは何でもする。アメリカって言うのはそういう国です。

この時期にこの映画を公開するのはテロ特措法の国会通過を狙っているのかな。

間違ってもデートで見る映画ではありません。

評価(★五つで満点、☆は半分)
★★☆

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受信: 2007年11月14日 (水) 15時33分

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