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2008年4月13日 (日)

神戸大学全学で遺伝子実験停止

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神戸新聞より

数日前のブログでも書いたが、遺伝子実験の大腸菌を滅菌処理せずに流しに捨てていた事件。その結果、神大では全学で遺伝子実験を停止するという処置。当然の成り行きではあるが、同じ遺伝子実験をしている研究者、学生にとってみれば噴飯ものであろう。

まぁ、大学の遺伝子実験で使った大腸菌を流しに捨てたぐらいでは、災害は起こらないであろうと思う。そもそも、遺伝子であるDNAを切ったり貼ったりして何か機能を持ったタンパク質や生き物を作り上げることは膨大な労力を必要とする。大抵は、失敗するものだ。仮に機能を持った生物を作り上げるDNAが大腸菌に組み込まれたとしても、大腸菌が育つには温度と栄養源を適切な条件に整えなければならない。

下水でバイオハザードが発生する確率は恐ろしく低いと思われる。

しかしだ。確率が低いとはいえ、ゼロではない。周辺の住民にしてみれば恐怖である。しかも、その、万に一つの確率で事件が起こったときには、取り返しが付かないほどの大災害が起こるわけだ。殺しても死なない生き物が発生するとか、超巨大生物が発生するとか。であるから、100%安全と言い切れなければ捨てちゃいけない。

ここの教授も「大丈夫だろう」と安易に思って、ラボの研究者や学生の行為を黙認していたんだろうけれど、もし本当に安全だと思うのなら、そう主張して運用規定を改訂する方向に行動を起こすべきだ。それを怠って、「安全だと思うから」という自分の主張で規則を無視してはダメダ。

研究で勝ち残る人は、ホント、研究のことしか頭にない。逆に言うと、研究のことしか考えない人のみが、研究の世界では勝利者になれる(凡人クラスの研究者では。研究のセンスがある人は、研究以外のことに頭を回す余裕があるけれど)。この神戸大の教授も、ご自分の研究のことだけで頭がいっぱいだから、ラボの安全管理には頭が回らなかったのだろうかなぁ。

しかし、社会の中で研究しているのだから、たとえノーベル賞を取るような人でも、ルールを守れなければ人として終わっている。

上の一行は、ノーベル賞を取ってから言えって?ごもっともです。

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コメント

この事件は、日本の現在と、将来への問題を象徴しています。単に今回の安全性ということではなく。これから、教育者や指導者や経営者になっていく若い人たちが、この事件をどう考えるか。きっと、日本の未来はそういうところにかかっています。

投稿: 風の薬剤師 | 2011年2月21日 (月) 16時00分

コメントありがとうございます。

この事件、三年も前だったんですね。

投稿: シュナッペル | 2011年2月22日 (火) 22時27分

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