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2008年9月 3日 (水)

3%は減らないだろう

先日久しぶりにテレビを見る機会があったのだが、気になったCMがある。エネオスのニュービーゴというガソリンは「燃費を3%改善したので、CO2排出量を3%削減」できるというものだ。

聴いた瞬間、直感で「嘘だろ!」と思ったわけである。

3

3%燃費を改善させても、CO2の排出量は2.9%しか減らない。

エネオスのサイトで検索してTVCMを見ると、「燃費を最大約3%改善してCO2排出量を最大約3%削減」と言っている。“約”と言っているのだから嘘どころか、激しく正しい。

しかし、燃費の改善がガソリンに含まれる炭素量の増加によるものだとしたら、どこかで論理が破綻するように思えるのだ。

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この夏46本目の映画はギジェルモ・デル・トロ監督の「ミミック」(MIMIC, 1997)。ストリックラー病によりニューヨークから子供が死んでいく。この病気を媒介する昆虫を絶滅させるため、遺伝子組み換えにより作成した天敵となる昆虫を放つ。放たれた昆虫は遺伝子操作により繁殖力を失っているはずなのだが…。

遺伝子組み換えに対する人々の恐怖を煽るようなホラー映画である。遺伝子工学の技術を導入された食物は、自分はおおむね安全と思う。むしろそういった食べ物を人間が摂取することによる被害よりも生態系にあたえる影響の方が大きいと思うのだ。

もちろん、遺伝子工学で手を加えられた穀物が100%安全というわけではない。人知を越えた何らかの悪影響は必ず発生するだろう。しかし、交通事故のリスクが0%ではないのに人は車に乗るし、バスやタクシーにも乗る。遺伝子改変穀物もこれと同じである。ごく近い将来、それ無しでは世界の食糧事情は成り立たない。悪影響のリスクを気にしていては生活が成り立たなくなるのだ。今現在、アメリカでは普通にそれらを使用した食品が売られている。日本も必ずそうなるはずである。

交通事故で怪我をするのが嫌ならボルボに乗るし、リスクを気にしなければ軽に乗る。遺伝子改変された穀物を使用した食品を食べるか食べないか。同じである。

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