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2009年9月 8日 (火)

スコーンと記憶から抜けているスコポラミン

数日前、病院でちょっとした検査を受けてきた。検査前に左腕に注射を打たれたのだが、その直前に看護師さんから「緑内障などの目の病気、前立腺肥大などではありませんか?」と問われた。

おぉ、この薬はなんとか系の受容体拮抗剤で瞳孔が拡大して、シュレム管がふさがれ、眼圧が上昇するから危険なんだな。と、Vセメスターの薬理学Iで学んだ知識でうっすらと思い出したのだが、記憶はここまで。

彼女に「どんな薬ですか」と尋ね返したら薬効を答えてくれた。薬剤師の卵としては「名前はなんですか」としつこく問う。「スポラミン」という答え。家に帰って調べてみるとそれは商品名で成分はブチルスコポラミン臭化物。

Scopolaminebutylbromide

アトロピンと構造が似ていてムスカリン受容体遮断薬。瞳孔括約筋が弛緩して散瞳、毛様体が後退して水晶体が薄くなりシュレム管が閉鎖、その結果眼圧が上昇するから緑内障のヒトには問題だ。道理で検査中に天井のライトがまぶしく感じられたわけだ。

そんな理由をすっかり忘れていたのだが、こんなことで薬剤師国家試験に受かるのだろうか。

ちなみに、上記の作用機序もブチルスコポラミンの構造式にも自信がないので念のため。

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