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2009年12月31日 (木)

グローバリゼーション

九州の温泉に行ってきたので、その話を少し。

由布院の話はNHKがプロジェクトXで特集していたので、DVD(「プロジェクトX 挑戦者たち 第VIII期 湯布院 癒しの里の百年戦争」)を見てもらえば終わりなのだが…。

ところで、由布院なのか湯布院なのかゆふいんなのか。

昭和39年、日本が所得倍増計画に沸き上がっていた頃、由布院は年間700万人を集客する別府温泉の陰に隠れていたそうである。そこで日本の国立公園の創設者本多静六博士の「ゆふいんはドイツのバーデンをみならえ」という教えに従い、昭和46年に中谷健太郎、溝口薫平、志手康二らがバーデンを視察したらしい。その時のバーデン市長、アーツア・グラデボンが「街作りには100年単位の時間が必要」と語ったそうだが、約40年経った2009年年末の由布院はどうなのか。

志手康二氏の宿が三週連続終末の客無し、中谷健太郎氏の宿は二番三番抵当に入っているという状況が嘘のようである。12月28日って一般的には仕事納め前だが、メインストリートは観光客であふれかえっている。由布院という自然の商品化とレジャーの大衆化は大成功。昭和30年代から40年代の雰囲気は皆無。唯一の名残は、三人集がバーデン視察からヒントを得て導入した町中を走る馬車ぐらいだろう。もちろん、この馬車が混雑したメインストリーを走ることなど不可能、田んぼの中を以前と変わらぬのんびりとした速度で走っていた。

そのメインストリートなのだが、最近はどこの観光地も同じである。生キャラメルに塩キャラメル、プリンにチーズケーキにロールケーキ。和物では醤油と民芸品。ガラス工芸品と芸能人のショップを加えれば日本どこでも通用する。グローバリゼーションのたまものだね。

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