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2010年1月31日 (日)

学生の意識アンケート

先週金曜日、選択科目の講義の時に「大阪大学の自然科学系分野専攻の学生の意識に関するアンケート」に答えてきた。「大阪大学の多様な人材活用推進委員会」と「女性研究者キャリア・デザインラボ」が実施するアンケートである。アンケートの表紙を読むと“今後の進路選択や男女共同参画及びワーク・ライフ・バランスに関する意識を調査する”目的のようである。この調査結果をどの様に活用するのかについてはコメントされていないので不明。

実はこのアンケート、別の選択科目でも調査されたので、シュナッペルとしては回答2回目である。ォィォィ。

アンケート内容は下の写真のとおり。

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対象は学生であるが、“部局”という単語はいかがなものか。言いたいことはわかるのだが、学生に“部局”はなじみのない単語である。それはそれとして、感想などを述べてみる。

20100129enq2 

選択式問いの場合、メジャーな回答であると予想される項目を挙げていき、それ以外は“その他”で括られるのが普通。ということは、職業選択の最優先事項を問うQ6の場合、設問者は回答者が高収入や社会的地位、組織の安定度を優先事項としてあげると予想しているわけだ。

ん?回答する学生の中に仕事のやり甲斐とか、社会に対する貢献度と答えるヒトはいないのだろうか。アンケート実施者はそういう回答は想定していないのか。

自分はその他の括弧に「やり甲斐」と書いたぞ。

そもそも、「高収入」と「社会的地位」が同じ1番に括られている時点で、おかしな話である。

もう一つ気になった点はQ8だ。

20100129enq3

学生の意識を問うている。aの設問では採用時の男女差別について。ここでいう男女とは、すべての男性とすべての女性についてだ。自分はもちろん1に丸を付けた。「どちらかといえば賛成」というより「大いに賛成」である。この問いは個人的に1であるし、社会的にも法律的にも1だろう。

では、bの設問はどうだろう。職業としての研究は個人の資質で決まるものだ。設問aのようにすべての男性やすべての女性で判断できることではない。ならば、設問bには「どちらとも言えない」と答えるしかないではないか。

男性が数理的で技術的な技術を学ぶ能力が優れているかを問う設問cも同様である。「どちらとも言えない」以外の答えは有るのか?

アンケートに答えてみて、全体的にもっと設問を推敲したほうがよいと感じた。自分は社会化学的なアンケートの実施方法も分析方法も学んだことはない。だからいまいちなアンケートと感じたのだ。Q4やQ8がダミーの質問で、本当に調査したい内容はQ6とQ7だけなのかも知れない。本当はプロのヒトが考えに考えて作成したアンケートなのだろう。2つまたは3つの問いに対する回答の相関を見れば、設問にはない回答者の意識が読み取れるといった。

いずれにせよ、このアンケートの集計結果と「大阪大学多様な人材活用推進委員会」と「女性研究者キャリア・デザインラボ」の分析結果を是非知りたい。

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