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2010年3月13日 (土)

薬理学IIの試験問題が半端じゃなかった件

さて、そろそろ来セメスターに向けて勉強しようという時期だ。だいぶ前に試験も終わったのに、今頃かというツッコミは無し。その前に、6セメの後始末として、薬理学IIの期末試験問題を見ていた。その中の問題。

次の薬物群の中の一つは他の薬物と異なる作用を持っている。その薬物をあげ、異なる点を述べよ。
1. ペントバルビタール、コカイン、モルヒネ、アルコール

どれも依存症を形成する薬物である。講義の中でも取り上げられたのだから答えられて当然。ちなみに

  • ペントバルビタール:バルビツール酸誘導体。身体依存、精神依存を形成。
  • コカイン:精神依存を形成。
  • モルヒネ:オピオイド系。身体依存と精神依存を形成。
  • アルコール:身体依存と精神依存を形成。

だから、答えとしては

コカイン:身体依存を形成しない

だろうか。その他の回答としては、コカインは中枢興奮薬、それ以外は中枢抑制薬だから

コカイン:中枢興奮薬

というのもあり。むしろ、肯定文で答えているぶん、こちらが先生の求める答えか。しかし、試験中にテンパッているとこういう答えは出てこないものだ。自分は、

アルコール:滅菌・殺菌作用を有する。70%ならなお良い。

と書いたよ。

2. アマンタジン、ファスジル、t-PA、アルガトロパン

の問題では

  • ファスジル:Rhoキナーゼ阻害で血管収縮抑制
  • t-PA:プラスミン生成してフィブリン分解により血栓溶解
  • アルガトロパン:フィブリン生成阻害による血栓形成抑制
  • アマンタジン:ドパミン遊離促進

ということで、アマンタジンはパーキンソン病治療薬、それ以外は脳梗塞治療薬だろう。しかし、アマンタジンのパーキンソン病治に対する作用機序は良くわかっていないと「New薬理」の本に書いてあったような気がする。そこで安全策として

アマンタジン:A型インフルエンザに対する抗ウイルス効果

と書いておいた。多分○、ですよね。というより、これで×はあり得ない。

3. リドカイン、コカイン、プロカイン、テトラカイン

も難問である。どれも局所麻酔薬だ。この問題は過去問にもあったのでクラスメイトともディスカッションしたのだが、

リドカイン:アミド型化合物

という説が有力。リドカイン以外はエステル型である。その他にも

コカイン:精神依存を形成する

と言うヒトもいた。しかしここはあえて

リドカイン:Vaughan Williams分類ではIb、抗不整脈として使われる。

と回答欄に記入しておいた。

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