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2010年7月29日 (木)

鬼である

薬用植物学の期末試験だった。前半の先生による出題は予告されていた問題。日本薬剤師研修センターが実施する漢方薬・生薬認定薬剤師制度の過去問から抜粋。既に配布された問題そのまんまだったので、楽勝で解けた。50点はいけるだろう。

問題は後半の先生。

ブログでもここここで紹介したとおり、漢方処方の実物を配布され、その処方名を答える問題。この配点は40点。クラスメイトに特訓してもらった成果もあって、スンナリ答えることができた。葛根湯である。

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しかし、ここからが鬼畜。いやいや、そういってしまっては家畜に失礼だ。はっきり言おう、鬼である。それも、浜田広介の『泣いた赤鬼』に登場する青鬼のような優しい鬼ではない。まさに、地獄からはい上がってきた鬼のような問題であった。

何しろ、含まれる生薬の名前と起源植物をラテン名で書けというのだ。

ラテン名である。

日本全国の同志、1万人強の薬学部生に聞きたい。定期試験でラテン名を聞かれたことがありますか?ラテン名が問われる問題を薬剤師国家試験の過去問で見たことはない。そんな、必要もない事を定期試験で聞いてくるのだ。

恐るべし、浪速大学薬学部。これはもう、鬼といってよい。

さて、上の写真の16番。葛根湯なのだが、封筒から出した瞬間に答えがわかってしまった。質の悪い木っ端のような物質は葛根である。葛根湯は有名だが、葛根が含まれる処方は少ない。桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)や参蘇飲(じんそいん)ぐらいか。予告されていた漢方処方のリストにあって葛根を含むのは葛根湯だけ。

はっきり言ってサービス問題である。

しかし、人によっては10以上の成分を含む難問を引き当てたヒトもいた。途中退出するときにまだ解答しているヒトの机の上を見たら処方が全体的に黄色い。あれは黄芩(おうごん)が含まれる柴胡湯(さいことう)系の色だ。難問の部類である。

たまたま自分はラッキーで良かった。でも、人によって問題が違うのは不公平だよね。

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コメント

お疲れさまでした
私は柴胡湯ひいちゃった気がします…
うーん…運がなかったみたい

上の記事の写真の後からの文、同感です
せめて告知してほしかったね

投稿: mayu | 2010年7月29日 (木) 00時26分

いやいや、予告されていてもラテン名を覚えるのは至難の業ですよ。

投稿: シュナッペル | 2010年7月29日 (木) 06時16分

やっしーの問題で満点とれてなかったらアウトかも
来年はラテン語も覚えなきゃと思うと本気で再履だけは避けたい

投稿: カイリ | 2010年7月30日 (金) 01時03分

うーん、前半の問題はきっと満点だろうから、たぶん大丈夫ですよ。

漢方嫌いになりそうで、ちょっと困っています。

投稿: シュナッペル | 2010年7月30日 (金) 06時12分

はじめまして!グーグルから来ました浪速薬科大の学生です。
うちは生薬関係の全ての科目でラテン名も問われます。
国試に出ないというのはここで初めて知りました。なんで定期試験で出すのでしょうね?
ラテン名は世界共通だからでしょうか。謎です。

投稿: 北摂薬大生 | 2010年10月 2日 (土) 20時02分

北摂薬大生さん、こんにちは

勢いで“ラテン名が問われる問題を薬剤師国家試験の過去問で見たことはない”と書いてしまいました。ここ数年の国試では見ていないのですが、もっと過去にさかのぼって確認してみます。

投稿: シュナッペル | 2010年10月 3日 (日) 18時56分

こんにちは!はじめてブログ読ませていただきました!
自分も中国地方自称平和都市の国立大の薬学生なのでとても楽しかったです。

僕の大学では細菌学の授業でラテン語書かされました・・・
しかも合格者は半分以下でした…(笑)

投稿: 某薬学生 | 2012年8月19日 (日) 22時39分

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