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2010年8月16日 (月)

海外留学・研究等危機管理オリエンテーション

ちょっと古い話になるが、8月6日、豊中キャンパスで開催された平成22年度海外留学・研修等危機管理オリエンテーションに出席してきた。

内容はタイトルの通りで、海外に留学したり海外で研修したりする学生が注意すべき点を複数の講師がわかりやすく説明。その後に、海外留学から帰ってきた学生の体験談というプログラム。

最初の講師は、大手保険会社で長年に渡り海外旅行保険の支払いなどを担当し退職された後、現在はリスクマネージメント会社の代表を務められている方。

この方のお話だと、海外旅行保険の補償金額は、治療費救援者費用あわせて3千万円有れば十分とのこと。この方が実際に取り扱ったケースの最大金額が2,400万円だったそうだ。

講演で一番印象に残ったこと。保険は補償金額を買うのではなく、保険会社の対応を買うものだということ。

講師がこの文言を実際に発声されたわけではないが、自分はそう受け取った。まるで、マンションを買うときにその建物を買うのではなく、マンションの管理を買うのと同じである。

今まで、旅行の保険というと、旅行先で怪我・病気で病院に行ったとき、かかった費用を保険会社に請求すれば支払ってくれるものと思っていた。

話を聞くと、どうも違うようである。怪我・病気になったら保険会社にまず電話する。保険会社は被保険者がかけた保険の保障限度額内でどのような治療が可能か検討し、どの病院に行けばよいか指示してくれるそうだ。

たとえば、ロシアで骨折した若い女性の話。24cmのプレートを入れる手術をすることになった。ロシアの病院では24cmの板を入れるなら24cm切る。その方が手術しやすいから。ところが、西側の病院では見た目を気にするから、同じ長さの板を入れるにも最小限の傷に抑えるそうだ。24cmの傷が残るよりは4cm程度の傷の方が良い。若い女性ならね。結局、費用は保険でまかなわれるから患者をパリまで移送し、そこで手術を行ったという。

講師のヒトは保険会社時代にこういう対応を専門におこなっていたそうで、話がリアルであった。

繰り返しになるけれど、海外旅行保険は保険会社の対応を買え、ということ。「退職した今だから言えるけれど、クレジットカードに付いている海外旅行保険はあてになりません。娘が海外に行くときには必ず保険会社の保険に入らせます」と仰っていたのが印象に残っている。

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