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2010年9月 3日 (金)

イタリア・クエスト:スリ

イタリアに行くならスリに気をつけろ。よく聞く言葉だ。旅行のガイドブックにもしつこいぐらいに体験談が掲載されている。本当なの?誇張しているんじゃないの?イタリアに来る前はそう思っていた。

イタリアについて初日の8月28日、早速ミラノ市内を観光。イタリアン・デザイン・サマー・スクールに参加の浪速大学学生16人と教授1名で。

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最初に訪れたのは市内中心部にあってシンボル的な存在、ドゥオーモ(Duomo)。ゴシック様式の教会だ。地下鉄の出口がドゥオーモ前広場に直結しているのだが、早速いましたよ。

鳩に餌付けをしている若者が数名。観光客を手招きして、餌を使って彼らの手に鳩をとまらせている。若者は必死に「写真、写真」と叫んでいる。これがあの、無理やり写真を撮らせてお金をせびってくる手口か。

この時は自分も油断していて、嬉しそうに鳩と戯れる同行者を撮影してしまったが、シャッターボタンを押した後に詐欺と気がつきその場を離れた。面倒は嫌だし。

そうしたら、なんと、数分後に被写体となった女の子たちがそのイタリア人を引き連れて自分の方にくるではないか。助けを求められている。

当然、お金など払う気はないから、相手の目を見て「日本人は鳩なんか嫌いなんだよ。平和の象徴なんかじゃねーよ。鳩はだにを運んでる厄介者だよ」とかなんとか、強い口調で言ったら、イタリア人は諦めてどっかに行ってしまった。もちろん、日本語でつぶやいたのだが。

二人は救えたのだが、別の女の子は50セント払ったようである。50セントで済んで良かったではないか。

これはストリートでの話だが、観光施設でも詐欺あった。

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29日はミラノを離れる午後3時まで自由行動だったので、一人ぶらぶら。ブレラ絵画館(Pinacoteca di Brera、上写真)にも行った。入場料11ユーロ。50ユーロ札で支払う。

1ユーロ持っていないかとチケット売り場のおばちゃんが言うので、1ユーロコインを50ユーロ紙幣の上に置いた。確かに置いた。

釣りの40ユーロとチケットを受け取ってカウンターを5mほど離れたときに、おばちゃんが声をかけてきた。

あなた、1ユーロ払っていませんよ

と。おいおい。町のちんぴらがズルするなら納得できるが、数多くのガイドブックに掲載されている美術館の係員がそういうことをするとは…。

もちろん、1ユーロ払ったと強行に主張するのだが、おばさんはレジを指さして1ユーロが無いという。あほか。小銭の全く入っていないレジなどあるわけ無いだろう。自分が今日最初の客でもあるまいし。

こっちが毅然と、しかしたどたどしい英語で、主張するものだから、おばさんはあっさり引き下がる。もし本当に1ユーロも受け取っていないと思うなら、もっと強硬に要求してくださいよ。簡単に諦めるあたり、ズルしている雰囲気がプンプンだ。

後から思ったのだが、セキュリティーを呼べとごねても良かったかな。チケット売り場やお売店のレジなどは大抵監視カメラで録画されている。監視カメラをチェックしたら1ユーロ置いたことが解るだろうと主張するのもありか。

時間がもったいないからやらないけれど。

さて、この日ブレラ絵画館を出た後にはミラノのナヴィリオ地区へ。ここの運河沿いでは毎月最終日曜日に骨董市が開かれている。

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こういう人混みが一番危険である。この日は単独行動をしているので、頼れるのは自分だけ。トートバックを肩からかけ、胸の前にしっかり抱いて歩く。

錫製品やアンティークのカメラ、古めかしい印刷物の絵画など心惹かれる物は多数あったが、これ以上家の中の物を増やしたくないので写真撮影だけにとどめる。出費はジェラートだけ。

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左がマンゴー、右がバニラ。奥に写っているのはジェラート形のゴミ箱。甘いウエファスのような物が乗って2ユーロ。良心的な値段だ。味はと言うと、及第点。それは人の好みだから断言はできない。バニラに関しては堺のけやき通りにあるジェラート屋、チャオのバニラの方が百万倍美味しいかな、自分的には。

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で、このジェラート屋を出た瞬間、「すられた!」というつぶやきが聞こえた。日本語である。男の人がバックのポケットを呆然として見ている。「ポケットが開いていた」と言っている。外側に小さいポケットが多数付いている鞄の、そのポケットに貴重品を入れていたのだろう。

そこは一番危ない場所だ。人混みに行くなら、きちんとチャックが閉まる鞄で、貴重品はその中のさらにチャックの閉まる場所に入れておかないとだめだよ。

友人二人が集まってきて深刻な顔をしている。その三人の日本人がその後どうなったかわからないが、残念な旅の思い出を作ったことは間違いないだろう。

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