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2011年3月27日 (日)

請われれば一差し舞える人物になれ

昨日から今日にかけてのヘビーローテーションは、昨日の浪速大学卒業式で録音した鷲田清一総長の式辞。その内容については浪速大学のサイトにそれを書き起こしたPDFファイルがアップロードされている。

25日の卒業式に参加されなかった卒業生の方々には是非読んでいただきたい文章である。もちろん、在学生とその他浪速大学関係者の方々や、一般の方々にも是非読んでいただきたい。3月11日の震災の後、今我々に何ができるのか。そして我々は今後いかにあるべきなのか。鷲田先生は平易な言葉で語りかけてくださる。

本当は、ICレコーダーの中のMP3ファイルをアップロードしたいのだが、著作権の問題もあるので…。

先生とは2年生の時に一度お話しさせていただいたことがある。先生は愛嬌に満ちあふれ、後ろ姿だけではなく前からのお姿もすてきな方である。その語り口もヒトを引きつける。文章では味わえない雰囲気を是非、音声でお聞きいただきたいのだが。

「こわれればひとさしまえるじんぶつになれ」

音を聴いただけでは理解できなかった梅棹忠夫先生の言葉の意味をPDFファイルで知った。音も文字もどちらも大事である。

式辞の前半は震災に関連して。Copresence、そこにいるだけで良い。東北・関東が大変な状況だけれど、関西は普通で良い。東北で頑張っている人が疲れた時、逃げ込める場所が関西。私たちはいつも北を見ている。関西が普通に経済を回しているから、世界の中での日本も崩壊しないで済んでいる。復興のための税金を払っている。

後半は“プロ・フォロワーになれ”。ここで言うフォロワーはとは黒子、脇役、駒の意味。東大・京大の式辞なら日本を導くリーダーになれと言うところだが、その他大勢の“歩(ふ)”または“と”になれというのはいかにも浪速大学らしい。

皆が皆リーダーである社会は脆弱な社会と鷲田先生はおっしゃる。まったくである。船頭が多数必要になるのは、船を山に持ち上げたい時だけだ。

だれもがトップを目指さなくても良いし、一番である必要もない。時代の最先端を走り続ける必要もない。そう考えると、人生のハードルはだいぶ下がる。自らのポジションを明確にし、使命を果たし、そして、請われれば一差し舞える人物になればよい。

もう一度リンクを張ります。他大学の卒業生の方も、是非読んでみてください。

http://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/president/files/h23_shikiji.pdf

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