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2011年8月13日 (土)

医療関係対人論

医療関係対人論 2単位 卒業要件外

8月9日から12日までの集中講義が終わった。

昨日の講義でおこなわれたグループワークの話。二人一組になり初対面の人が心地よいと感じる距離を保ち向き合って立つ。お互いの中央に仮想の線を引き、その線より自分側がそれぞれの領地。どんな方法を使ってもよいから、相手を自分の領地に引き込む。勝負が付いたペアから着席。

自分はイギリスからの留学生とペアになった。“Hello! Nice to meet you!”と両手を上げられた段階で、相手の領地に入り込みその学生さんとハグ。それも、熱くハグ。教室の中では一番最初に座った。彼女が魅力的だったので瞬殺されたのだ。その魅力についてはブログでは書けないので、知りたい人は口頭で聞いて欲しい。

このワークは、お互いが自分の領地に相手を引き込むというコンフリクトをどの様に解決するかという問題なのだが、本当の問題はどこにあるのかという文脈を読み解かなければならない。先生の問題設定では“どんな方法と使ってでも”や“勝負が付いたグループから座る”という言葉で相手の領地に入ったら不利益という誘導がなされているが、そんなことは一言も述べられていない。お互いに同時にラインを越えるという解決策もあるし、この飴をあげるからこっちにおいでよという解決策もある。力ずくで引き込むだけが解答ではない。

医療現場で発生するさまざまな対人関係の中にも、時としてコンフリクトが発生する。小さいものから大きなものまで。それは時に医療訴訟や刑事訴訟にまで発展する。医療従事者はさまざまな職種と協働して問題の解決に対応するわけだが、問題が起こらないような対人関係やコミュニケーションのあり方はどの様にあればよいのか、問題が起こってしまった場合にはどう対処すればよいのか。これが集中講義「医療対人関係論」のテーマである、と自分は理解した。

講義1日目から3日目はそれぞれ認知行動療法、対人関係療法、問題解決療法がメインテーマ。はて、これが紛争解決とどの様に関係するのか理解できなかったのがシュナッペルの頭の限界である。最終日は医療メディエーションの概念と紛争におけるコミュニケーションがテーマ。山形大学医学部の中西先生が講師。

中西先生の話が良かった。将来医療現場で働くかも知れない人にとっては、必ず得るものがあるお話しである。来年この講義が開講されるかどうかはわからない。開講されたとしても中西先生が同じ講義をされるかどうかわからない。もし先生がお話しされるのであれば、単位取得はどうであれ、集中講義4日間のうち中西先生の講義だけを聴きに行くのもありだ。

我が家ではコンフリクトが絶えないのだが、中西先生のお話を聞くと医療紛争だけではなく、家庭内での紛争解決に対する示唆も得られる。指導教官と学生、上司と部下、親子関係、恋人同士などなど。対人関係に問題を抱えている人には是非聞いてもらいたいね。

時間割コードは360410である。

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