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2012年5月16日 (水)

天国に持っていく映像

メディア技法と表現リテラシーの講義で、「一時間後に天国に行く予定だが、1分間の長さのビデオだけ持っていくことが可能できる。それを今から撮影してきて」と天使から告げられたというのが前回までのお話。詳しくはこちら

自分の作戦では最愛の人を1分間撮影するというものだが、それは講義中なので不可。それならばとハーゲンダッツを食べる様子を自分撮り。

受講者の作品を鑑賞してみると、おおむね三つに分類された。一つは、食堂に行って自分の好きなものを注文し食べるという食欲系。

二つ目は思い出を収めた映像。ある人は携帯に保存されていた今年の開けおめメールを10通ぐらい撮影していた。ある人はiPhoneやパソコンに保存されていた思い出の写真を撮影していた。ある人は下宿に帰って卒業アルバムや恋人の写真を撮影していた。

これは見ているほうが気恥ずかしいビデオ。他人のプライバシーを垣間見れるのは源氏物語のようで、それはそれで楽しい。あなたなら、たかが講義で(先生、失礼)赤の他人の受講者に恋人の写真を見せられる?家族の写真を見せられる?逆に、見ているほうが申し訳ない気分である。

自分にはちょっとできないな。

第三のパターンは近しい人との触れ合いを撮影するパターン。吹田での講義だから参加者も吹田民。課題を撮影する30分の間にラボに戻って友人を撮影する時間は十二分にある。

参加者すべての作品を鑑賞してみて思ったことは、天国で食べ物の映像を見たいとは思わないだろうなという感想。死んだらおそらく食欲もなくなるだろうから、ハーゲンダッツを食べるシーンはすぐにお蔵入りだ。

それよりも第二第三の映像を天国に持っていきたい。思い出の写真、かつての友人や家族との日常の何気ない会話を見たいと思うだろう。それを見ながら彼らが早く天国に来ないかなぁと待ちわびるわけだ。

結局のところ、人は人とつながってしか生きられず、その中でも良い思い出だけを糧にできたら幸せなのだ。そんなことを考えさせられたメディア技法と表現リテラシーである。

今ブログ記事を書いていて思ったこと。この日は参加者に対してデジカメの数が足りず、自分は二人組で一台を使用した。この時

君を一分間撮影していいかな?天国では君の映像を見て暮らしたいんだ

と、真顔で言ったら、ちょっとは関係も進展したかもしれない。

100日連続ブログ更新挑戦中。18日目。

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