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2012年12月19日 (水)

相互評価とルール違反

レポートの内容で悩んでいる。いや、悩んではいないか、すでに提出したレポートだから。

とある講義の課題なのだが、グループワークのメンバーについて相互評価しなければならない。その結果をレポートの最後につけて提出。

課題にも評価ポイントなどが明示してあり、親切な課題ではある。しかし、いまどき相対評価。AまたはB、Cの評価をつけていい最大の人数は各グレードでメンバーの50%までという束縛条件。

うーん、小学校の通知表だって数年前に相対評価から絶対評価に変わったというのに、時代に逆行する相対評価だ。

自分は基本的に加点主義。しかも、楽観主義だから全員にA評価をつけたい。計算問題やマークシートの選択式テストのように正誤がはっきりしている課題なら、マルバツを明確につけられる。が、グループワークで個々人の貢献度に差をつけるというのはほとんど無理だ。みんなでワイワイやっている作業なのだから全員が何らかの提案を行っているのだし、その貢献度に大きな差はない。

自分の貢献度は低いのだが、それはひとまず横に置く。

結局、メンバー全員の全評価をAで提出。課題のレギュレーションに反している。

社会に出てマネージャーになったら人を評価する必要に迫られる。コミュニケーションに関する授業なので、こういった人事考査のシミュレーションも到達目標の一つなのだろう。それをなぜ今できないのか、と教員からは言われそうだ。

予想通り、そういった内容のメールが担当教員から返ってきた。

でもね、それは実際に評価する立場になったときに口に出して、または、文書にして評価すればよいことであって、この講義でやることじゃないよな。人と人が会話するのだから、あの人はこう、この人はこうという自分なりの評価は誰でも無意識に、または意識的にしている。しかし、それをレポートに書いて提出する必要性をこの講義では感じない。

というわけで、すべてA評価のままでレポートの修正もなし。

加えて、先に説明したレギュレーションに従った評価ができなかった理由は、自分がグループワークにほとんど参加していないからだ。12月頭に卒論提出と卒論発表があったため、11月末から12月頭まで数回のグループワークを欠席した。その間にプロダクトが98%完成していたのだ。だから、誰が独創的なアイデアを出したかとか、だれがディスカッションをリードしたとか知らないのだ。

判断基準を持ち合わせていないのに、適当にAとかBとか付けるのも失礼な話。

もうひとつ評価をすべてAで提出した理由。成績評価は教員の仕事だから。この講義では教官がグループワークに毎回立ち会うわけではない。ということは、教員がいない間の学生の評価を教員に代わって学生同士でやるということ。教員が忙しいからその代わりに評価をやらせられているようで嫌だなぁ。

最後にもうひとつ、相互評価したくない理由。グループワークをやっている最中に「あいつが俺に付ける評価はAなのか、Bなのか」考えながら会話するのはあまり気持ちのよいものではない。全員対等な立場の学生ならなおさら。

とまぁ、いろいろとブログのスペースを埋めてみたが、結局は他人にB評価を付けたくないという自分の甘えでしかないのだがね。

ルールを守れない代償はC判定とか不可判定とかだろう。がしかし、いろいろと考えさせられた講義だったから、これはこれで無駄ではなかった。

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