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2013年1月 2日 (水)

元旦から高野山(1)

大阪で過ごすのもあと三ヶ月。例年なら春の大型連休頃におこなっている高野山詣を2013年の元旦におこなってきた。今年3月で大阪を離れるからね。

スタートは南海高野線の九度山駅。難波から橋本まで特急で50分、さらに普通で三つ目の駅だ。

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この駅から一路、慈尊院を目指す。慈尊院は有吉佐和子の小説『紀ノ川』でも紹介されている。お寺の広場にはテントが設営されていて、お接待の準備が整っている。この日は数々のお寺さんと神社に詣でたが、どこもこんな感じ。初詣客を待っていた。

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小説でも紹介されているが、慈尊院はおっぱいのお寺である。たくさん母乳が出るようにと、おっぱいを形どった絵馬(?)が奉納されている。乳癌寛解祈願のお守りも販売されているから、オッパイ関係のお寺さんなのであろう。

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このお寺、実は、町石道(ちょういしみち)の起点でもある。町石道とは高野山への古い参詣道である。約20kmにわたり、一町ごとに216の目印の石、町石が設置されている。 216といっても、山の麓から高野山町内までの百八十町石から一町石と町内に設置された一町石から三十六町石の180プラス36である。

高野山は弘法大師が開いたお寺である。同じ弘法大師がセレクトした四国にある八十八の寺を巡礼した後に、この町石道を通って高野山金剛峰寺にその巡礼終了を報告するのだ。

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慈尊院を出てすぐのところにある丹生官省符神社。いつもはスルーしているその境内だが、今日は元旦ということでお参りした後に御朱印をいただいた。

さて、和歌山の名産はミカン、ここ九度山の名産は柿。柿畑の山肌にミカンの無人販売所が。おそらくは出荷できないとても小さい規格外のミカンが1ダースぐらいで100円。道中の水分補給のために一袋買いました。とても甘い。

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これが町石の写真。卒塔婆みたいな形だが、何町目なのか数字が刻んである。下の写真は百三町。

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約三時間山道を登ると矢立茶屋に到着。さすがに元旦のこの日はお休みだ。

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この日の町石道は快晴にも恵まれ非常に歩きやすかった。二日前の30日は雨だったので道が濡れているかと思ったのだが、標高400mから800mの影響か、平野部よりも寒い気候のため道が凍っている。つるつる凍っているのではない、霜柱が立っている。歩けばシャクシャクと気持ちよい音をかなでるのだ。

さて、矢立茶屋から約1時間上ると大門。高野山地区の寺院郡への入り口だ。ここに六町石があるから、ゴールはまだ先。

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高野山のシンボル的存在、根本大塔。この近くに180の終点、一町石がある。

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しかし、ここが終点ではない。もうひとつ別の一町石があるのだ。そしてここから弘法大師御廟まで36の町石が一町ごとに立てられている。

この日がどれだけ寒かったかというと、苅萱堂の手水が凍っていた。

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こちら、その苅萱堂。何度も高野山を訪れてはいたが、お参りは初めて。ここではお経を上げた後に甘酒のお接待をいただいた。

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自分の故郷で甘酒というと、白ご飯を水でのばして、米麹を投入、コタツの中で一晩発酵させた飲み物なのだが、関西での甘酒というと酒かすをお湯で溶かしたものなのだな。

初めて飲んだが、登山で冷え切った体があったまる飲み物である。

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九度山からの180町石に高野山内の36町石の中で最も発見しにくいのが上の写真の中にある町内の十七町石。一の端の手前にある土産物屋さんの隣に立っている。写真では右下に見えるが、大門側から歩いてくると手前の建物の影になって見えないのだ。

この町石をめでたく発見すれば、ゴールとなる奥の院はもうすぐだ。奥の院の様子も紹介したいのだが、御廟橋より向こうは撮影禁止なのであしからず。

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