今日の2限は薬物治療学IIIのテスト。通学電車の中で暗記用メモを眺めるも爆睡。それは仕方がない。寝たのが2時だから。
10:30、先生がテスト用紙を配布しているのに多くの人がレジュメやノートを広げている。それ、カンニングを疑われるよ。自分はさっさとノートを鞄に仕舞う。
と、おもむろに先生が「講義で配った資料、自分のノートは見てもよい。隣の人と相談するのはダメ」とおっしゃる。
え゛~っ、そうなの?このテストは持ち込み可なの?しかも、「手書きのノートだけ」とかそういった縛りは無し。ワードでまとめた自分の暗記用メモでもOKだった。
持ち込み可なら、昨晩あんなに頑張らなくても単位は取れたよ。
テスト内容的には鬼か牛、豚、鶏レベル。いわゆる鬼畜っていうやつです。ほとんどの問題は配られたれパワーポイントの印刷資料を見れば回答できる。一部には資料に無い内容、講義を聞いていないと分からない問題も。この講義は附属病院の先生が複数名来られた講義をしてくださった。問題を作成した講義担当の先生もその話を後ろで聞いていらっしゃったから、微妙に聞いていないと分からない問題を繰り出してくる。
もうひとつは症例検討。講義で扱った症例ではない。しかも、長らく病棟で薬剤師をしていないと分からないような問題。
こりゃだめだ。
薬物治療学IIIの先生は、単位は取らせるけれど簡単に“秀”は取らせない先生らしい。
3限は薬剤疫学。
ウイーンのナンチャラ病院発生した産褥熱による妊婦の死亡件数について、Semmelweisが調べた結果から話が始まった。第二産科よりも第一産科の方がその件数が多いのだが、第一産科の医師が解剖をするからというのがSemmelweisの結論。塩素消毒による手洗いを実施したところ妊婦の死亡件数が減ったという話。
いやぁ、担当の先生は薬味箪笥。引き出しの数が多い。どんどん話が飛んでいく。しかも、面白い方向に。
Semmelwaisという人はこの説を学会で発表したがために、当時医学会の大御所だったVirchowに業界から葬り去られてしまった。これは先生の小ネタ。
薬味箪笥と言っては失礼か。引き出しのサイズ自体も大きい。
堪忍袋のサイズもでかい。聴講生の60%は睡眠、26%はCBTの勉強を、4%は文庫本で読書をしているのにニコニコと講義をされる。よほど心が落ち着いていないとそうはできない。
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