久しぶりにテレビのある生活。ついついそのスイッチを入れてしまい、だらだらチャンネルを変えるのだが、日中は根詰めてみる番組もない。せいぜいNHK BSの「プレミアムシネマ」ぐらいか。
そういえば、数日前の夕方に病院で働く人をフィーチャーした番組が放送されていて、栄養士さんなどの仕事ぶりが紹介されていた。浪速大学で数年前までお世話になったokmt元講師も薬剤師として紹介されたいた。
先生は2年ほどまえに大学を離れ、兵庫県の市民病院で薬剤部長をされている。その病院で緩和ケア病棟を立ち上げた先生だ。日本における緩和ケア認定薬剤師第一号でもある。
番組ではokmt先生に10余年に渡りお世話になった患者さんのご遺族も出演され、先生の仕事ぶりを紹介していた。
okmt先生から教わったことは多々あるのだが、その一つが
病棟は静かに歩け
である。ズタバタ歩く医療従事者は患者さんから嫌われるそうだ。確かにそのとおりである。看護師さんは踵のあるシューズを履いているからうるさくも感じないのだが、お見舞いの人の革靴や患者さんのスリッパがゴツゴツ、ベタベタするのは気に障る。特に術後の朦朧とした頭の時には、やめてくれ~という気分だった。
自分も普段はベランダで使っているクロックスもどきを病棟に持ち込んでいるので、普通に歩くとバタバタ。気を遣ってゆっくりとできるだけ音を立てないように廊下を歩いている。
それはそれでいいのだが、欠点が一つ。気配を殺して歩いていると、出会い頭にぶつかりそうになるのだ。とくに、病室から出てくる看護師さんと。そんなわけで、人と衝突しないように壁際を避けて廊下の真ん中を、気配を殺して歩いている。
余談だが、一緒に放送を見ていた家族によると、okmt先生は、まるで俳優のようでかっこいい、という評価。そういう清潔感があってぱりっとした外見が患者さんに安心感を与えているのあろう。
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