クリスマスケーキ
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あれだけ暑い暑いと愚痴をこぼしていた季節もどこへやら。日中パソコンの前に座っていても暑さを感じない、過ごしやすい時期になってしまった。この季節の変化の速さが切ないのぅ。
来るはずもないメール待つ雨月かな
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山形の秋の風物詩といえば、芋煮会である。今年はもう終了したが、ジャンボ鍋によるビッグな芋煮会が毎年開催されている。一度行ってみたいとは思っているのだが、大阪から行くのは遠いから一苦労。阪急トラッピックスあたりがツアーを企画してくれないだろうか。山形の方でも人気の企画らしく、芋煮を食べるのに整理券が必要というぐらいだから、ツアー客など受け入れる余裕はないと思うが。
死ぬまでには一度行ってみたいイベントである。
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シュナッペルは松尾芭蕉の「奥の細道」を愛読している。その朗読CDも通学途中によく聞いている。
朗読者は俳優の寺田農(みのる)さん。最近の映画では「日本以外全部沈没」の田所博士。かなり昔のアニメ吹き替えでは「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐である。
俳優だけあって、声がいい。松尾芭蕉の世界がしっぽりと広がる朗読である。
さて、シュナッペルが一番好きな句は
である。柳の枝が田植えしてたら、まるで、「ロード・オブ・ザ・リング」のエントの森の世界ではないか。誤解してから好きになった。本当は、田植えしたのは芭蕉である。柳の木の下で田植えを眺めていたが、いつの間にか早乙女に交じって田植えをした、というのが本来の内容だ。
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とうとう今日で俳句講座も最終日。午前中に一時限、午後に二時限の講義を聴く。
最後の時限は俳句鑑賞であった。今はもう鬼門に入られた現代詩人の代表俳句を一人につき10句、講師の方がチョイス。その中から受講生が気に入った俳句を選んでいった。
シュナッペルが正岡子規から選んだ句。
行く我にとどまる汝に秋二つ
流行の漢字を使うなら「逝く」である。子規が若くして無くなったということを知らないと、意味がわからない句。
シュナッペルが飯田蛇芴から選んだ句。
大つぶの寒卵おく襤褸の上
寒卵という物がうまくて栄養があり貴重であることと襤褸という単語の対比がおもしろい。
シュナッペルが水原秋桜子から選んだ句。
冬菊のまとふはおのがひかりのみ
いいね、情景が思い浮かぶのが良い。夕方だろうか、薄暗くなった中に聞くだけが光っている。この菊は黄色い菊だろうか。
シュナッペルが山口誓子から選んだ句。
ピストルがプールの硬き面にひびき
静寂した水面を“硬き”と表現するところがうまいと思う。スタート前の緊張が伝わってくる。
シュナッペルが杉田久女から選んだ句。
足袋つぐやノラともならず教師妻
“ノラ”は野良犬野良猫の“ノラ”だと誤解していた。イプセンの戯曲『人形の家』に登場する主人公、ノラのこらしい。この女性は自立した新しい女性の象徴であった。
シュナッペルが竹下しづの女から選ばなかった句。
短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎
最後の五文字は“すてっちまおか”と読む。この女性は日本のキャリアウーマンの草分けで、夫の死語、司書をして子供を育てたそうだ。そしてこの句は彼女のデビュー句。最後の五文字がテクニックに走りすぎた気がしてちょっと好きではない。自分が選んだ句は
とまぁ、俳句の世界は17文字の中に無限の世界が広がっているということを再度認識した4日間であった。浪速大学でもこのような講義があれば絶対に受講していただろう。幸い、今回は単位互換制度を利用して関西大学で受講できた。
卒業のための単位とはかけ離れたところで受講する講義こそ、教養的科目と思うのだが、今回のこの現代俳句講座はまさにそれ。今後の人生を豊かにしてくれるきっかけとなる講義であった。
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句会二回目。昨日のテーマは吟行で詠んだ句だったが、今日は当季雑詠。当季、つまり秋の季語を使った俳句なら何でもオッケーという句会。
これは悩む。まず、テーマの選択。吟行なら、そこで見た情景を詠めばよいので意識の持って行きようもある。が、漠然と秋といっても、どこに食らいついてよいかわからない。一日目の講義で季語の説明があり、当然の成り行きとして秋の季語が最も多く説明されたけれど、そのあたりから詠めばよいなかなぁ。
と、昨日家に帰って夕方から夜中まで悩んだあげく、最近の出来事から詠んでみた。もちろんそれは、今まさに秋の出来事だから。
今日の句も、講師の先生に選んでいただけたので、満足満足。しかも、同じ受講生の中には「シュナッペルさんのファンになりました」なんて言ってくれる人もいて、うれしい限り。
一応言っておきますが、シュナッペルは俳句を作るのはずぶの素人。作ったのは中学校の時以来か。まぁ、シャレで五・七・五と文字を並べたことはあるが、そりゃ俳句と言うより川柳、ダジャレの領域であった。俳句を読む方なら、芭蕉の「奥の細道」が好きで数回読んでいる。
参加者は全員が俳句初めてという人であった。文学部学生の参加者がほとんどと言うことで、自分は小説書いているけれど、幅を広げたくて俳句の講義を聴きに来たとか言う人もちらほら。そういった人は、言葉に対する感覚も鋭く俳句も完成されていたように思う。
文学青年でもない自分が「良い句でした」と言ってもらえたのは、芭蕉の句を読み込んでいたことと、多くの受講者とはちょっとずれたオッサン臭い句風が受けたからだろうか。
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