2010年11月 7日 (日)

『ウィキッド』観たよ

久しぶりの体験なので、ワクワク。『ウィキッド』といえばUSJのアトラクションにもある、あれだ。ミュージカルだ。冒頭、いきなりの大音量。歌で始まるのだが、何を言っているのか理解できない。日本語?

自分も年をとって、聴力が衰えているからなぁ。これで2時間超を楽しめるのだろうかと心配したが、すぐに聞き取れるようになって安心した。

そういえば、数十年前に名古屋の御園座で誰やらの襲名披露で歌舞伎を観劇したときも、冒頭の台詞が理解できなかった。

それはさておき、舞台を観るのはほぼ初めてだから、いろんなところに眼がいてしまう。主人公の一人、グリンダが上空からゴンドラ様のもので登場、おそらく安全のために体を治具で固定されているのだが、それは誰が外すのだろう。舞台に装置が降りた後で、別の役者さんが背後でこっそり外していた。

台詞と歌は地声ではなくPAを通している。マイクは?胸に付けるピンマイクなら衣擦れの音を拾うし、激しく躍っているうちにずれてしまう。ステージに固定のマイクでもなさそうだ。双眼鏡で観察すると、マンチキン国のヒトは額からヒモが垂れている。最初はそういうメイクなのかと思ったが、あれがマイクだな。額に固定ならマイクと口の位置関係は終始一定だ。

その他、舞台に引かれたレールだとか、照明だとか、色々と工夫されているなと関心することしきり。

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さて、ストーリー。

世の中の大抵の物語はJ.R.R.トールキンの『指輪物語』にインスパイアーされている。私の大好きな『スター・ウォーズ』もしかり。ルークが複数の仲間に助けられて最後の敵を倒すのは、フロドが旅の仲間と共に指輪を捨てるタスクを実行するそれとそっくりだ。

『ウィキッド』もまた既にある物語にインスパイアーされている。『ウター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲』に。両方のストーリーをご存じの方なら同意していただけますよね。

エルファバの妹、ネッサローズがアミダラを思わせるのは偶然か。

それにしても、女性というものは他人から注目されたがっていたり、思いこんだら周囲の状況をかえりみず突進したりと、世界は変わっても一緒である。男のほうは、一人の女性に夢中になったら無理とわかっていても忘れられなかったりと、世界は変わっても一緒である。

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今回はクラスメイトから券をいただいての鑑賞。 感謝感謝である。劇団四季にはまりそう。次は自腹で感激、いや、観劇しよう。

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2010年2月18日 (木)

出川氏出演作品

これはもう何度もこのブログで話題にしたかもしれないが、マイ・ベスト・ムービーは

『フォレスト・ガンプ-一期一会』
『アルマゲドン』
『君は裸足の神を見たか』

の三本である。何でベストが三本有るのかというツッコミは無しだ。

『フォレスト・ガンプ 一期一会』はスクリーンで7,8回観賞した。もちろんDVDも買った。でも、そのDVDの封は切っていない。家の小さいTV画面ではあの映画の良さは伝わらないから。この映画は泣けるシーン満載である。もし、自分が泣く必要に迫られた時には、フォレストがジェニーの墓に独白するシーンを思い浮かべればよい。30秒以内に涙を流す自信がある。

『アルマゲドン』は最高の娯楽映画である。この作品のDVDはBGV的にしばしば家のテレビで映し出される。音はFM放送、画像は『アルマゲドン』、という使い方もありだ。

『君は裸足の神を見たか』は、実は一度しか観賞したことがない。映画館で。それでも強烈に印象に残っている作品だ。DVDは発売されていない。レンタル落ちのビデオがあるようである。しかし、未だ探せていない。ネットの画像投稿サイトにちらほら映像がアップされているが、この素晴らしい作品をあんな画質で見るのは作品に対する冒涜であろう。

思い出したように、DVDが発売されていないかとネットで検索してみるのだが、今日は面白いことを発見した。あの、お笑い芸人の出川氏がこの作品に出演しているようである。もちろん、自分は覚えていないが、ちょっとビックリだ。

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2010年2月11日 (木)

笑気と瘴気

全身麻酔薬の笑気は亜酸化窒素のこと。吸入麻酔薬である。

瘴気と言えば、アニメ「風の谷のナウシカ」の舞台である腐海に漂う空気のこと。笑気には鎮痛作用があるけれど、瘴気を吸えば五分で肺が腐ってしまう。

最近、このアニメをiPodに入れて通学途中に鑑賞しているのだが、本当に良いアニメである。遙か昔に名古屋の名画座で「泥の河」との二本立てで鑑賞したときには取り立てて感銘も受けなかった。ちょっと説教臭さが鼻につくなと思ったぐらい。

しかし、21世紀になって地球温暖化に始まる環境問題が深刻化する状況から考えたとき、20年先を行っていたアニメなんだなと、認識を改めた。

この作品は宮崎氏のマスターピースだと思う。が、最近の彼の作品は、ようわからんのです。

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2009年12月 9日 (水)

映画の感想『フォース・カインド』

「火星人が攻めてきた」とニュース報道仕立てのラジオ放送で人々をパニックに陥れたのはオーソン・ウェルズだが、その放送から70余年経った今でもその手法が真似られている。

オーソン・ウェルズ、凄いね。

昨日、試写会で観賞してきたミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「フォース・カインド」。この映画のテーマはアブダクション。日本で拉致といえば日本海をはさんで、隣の隣の国の話である。未だ解決への道のりは長く、拉致をテーマにした娯楽映画が作られる雰囲気ではない。

しかし、そこは米国。面白いと思えば何でもテーマにしてくる。

冒頭、ミラ・ジョヴォヴィッチが「これは実際の映像を元にしたドキュメンタリー映画です」と言うのだから、本当にそう思う人もいるのでは。実際、“実際の映像”は本当にそれらしく作ってあるし、その“記録映像”と再現映像のつなぎも上手い。敷かれたレールに乗ってしまえば本当の話に思えてくる。

でもねぇ、オーソン・ウェルズがラジオ放送で「これはフィクションです」と喚起したのに対し、この映画が冒頭で「真実かもよ」と言わなければならないあたり、どちらの作品がより真に迫っているかわかるというものだ。

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2009年9月19日 (土)

ドロシー・ダンドリッジ-アフリカン・アメリカン初のアカデミーノミネート女優

ジッタリンジンの名曲「プレゼント」。曲のタイトルを“あなたが私にくれたもの”と間違えている人が多いけれど、名曲である。送別会シーズンの二次会、三次会のカラオケでは、この曲の替え歌を必ず歌う。もちろん、“あなた”とは今までお世話になったヒトのことだ。

あなたがくれたものに含まれるグレース・ケリーの映画の券。封切館のチケットならかなり昔の話になるが、おそらく名画座のリバイバル上映だろう。グレース・ケリーと言えば1954年の第27回アカデミーで、主演女優賞にノミネートされている。

この年の主演女優賞にはドロシー・ダンドリッジもノミネートされているが、彼女はアフリカン・アメリカンで初めてこのカテゴリーにノミネートされた。主演した映画は「カルメン」。アフリカン・アメリカンが初めてこの賞を獲得したのは、それから50年近くが過ぎた2001年の第74回アカデミー。ハル・ベリーが「チョコレート」の主演で獲得している。

そのハル・ベリーは「アカデミー 栄光と悲劇」という映画でドロシー・ダンドリッジを演じている。この映画は1999年の作品なので、ハル・ベリーがアカデミー賞を獲得したからドロシー・ダンドリッジを演じたという企画ではない。

ちなみに、あなたがくれたものにはヘップバーンの写真集も含まれているのだが、オードリー・ヘップバーンは第27回アカデミーの主演女優賞にグレース・ケリーとドロシー・ダンドリッジとともに「サブリナ」でノミネートされている。

作詞の破矢ジンタ氏が第27回アカデミー賞を意識していたのかどうか、気になるところだ。

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2009年7月 2日 (木)

花粉症は1型アレルギー

今日の一限は免疫学I。アレルギーは生体の免疫機構が絡んだ反応だが、I型からIV型までに分類されている。I型は即時型で、アレルゲンが体内に入ってから数分でアレルギー反応が起こる。II型とIII型も即時性で前者は時間単位、後者は時間単位から1日の反応。IV型は遅延型で反応が出るまで2~3日かかる。花粉症や薬物アレルギー、アナフィラキシーショックはI型タイプのアレルギー。アナフィラキシーショック状態になったらまずやることはアドレナリンの注射、血圧を上昇させるため。それから下が後退して気道をふさぐので体を横にして舌を引っ張って呼吸できるようにするのが大事。一刻を争うから。

アドレナリンも血管に注射していたのでは間に合わないから心臓穿刺で直接心臓からアドレナリンを全身に循環させる。最近亡くなったマイケル・ジャクソンも胸に心臓穿刺の痕跡があったそうである。彼の死因はI型アレルギーかどうかはわからないが、おそらく緊急処置でなにかの薬物を心臓から投与したのだろう。

ここまでの出典は本日の講義。で、ここからが本題。心臓穿刺を初めて見たのはクエンティン・タランティーノ監督の『パルプフィクション』で。この映画は『サタデーナイトフィーバー』でブレイクした後、久しくくすぶっていたジョン・トラボルタが再度銀幕で活躍するきっかけとなった映画である。

たしか、ヤクのオーバードーズで心臓が止まってしまったユマ・サーマンを蘇生させるためにジョン・トラボルタが心臓穿刺をしていた。それを初めて見た自分、血の気が引きました。心臓に太い針を刺すんですよ。一つ間違えば肺に穴が開くかもしれない。こっちの心臓が止まるような描写である。

この映画、今調べてみたら、サミュエル・L.ジャクソンにハーヴェイ・カイテル、ティム・ロスと今では大御所になった人たちが出演している。久しぶりにまた観たいな。

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2009年4月27日 (月)

『バンコック・デンジャラス』試写会

連休開け早々に生命情報薬学のテスト。その打ち上げに焼き肉を食べに行きましょうとクラスメイトを誘ったら、33ミリセカンドの瞬速で断られた。そこで、空気を読めば良かったのだが、それができずに、じゃぁ、メアドを交換しましょうと言ってしまった。こちらも、瞬速で断られた。不憫に思われたのか、大学のメールアドレスは教えてもらえたが。

このエピソードをブログに書いていいかときいたら、OKもらえたので書いておく。

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『バンコック・デンジャラス』の試写会の開演を待っています。平日は疲れるから試写会には行かないと誓っているが、明後日から大型連休なので足をのばした。明日を乗り切れば一週間以上寝て過ごせるから。

ニコケイ主演だが、彼の最近のヒット作を観ていないので、少し不安である。

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2009年2月11日 (水)

逆チョコはないな

バレンタインデーも近い。米国では日本のように“女性がチョコレートを送る”と限った習慣ではなく、恋人や家族同士が贈り物を渡しあう日である。そういえば、赤いバラの花束を持った粋な男性が町を歩く様子を、ワシントンのダイナーの席から眺めていたのは、何年前のバレンタインデーだったろう。

『THE BIG ISSUE JAPAN』の112号の特集記事はチョコレートが登場する小説やコミック、映画を数多く紹介している。

コミック『美味しんぼ』の57巻では栗田ゆうこが山岡と海原を和解させるため、チョコレートそうめん(!!)を作ったという。海原はそのできばえに思わずうなったと記事には書いてあるが、二人は和解したのだろうか。展開が気になるところだ。

自分が思いつくチョコレート作品といえばその名もズバリ、ハル・ベリー主演の『チョコレート』。この映画は見ていてほんわかする内容でもないので、この時期には正直おすすめではない。

もう一本は、先の記事でも紹介してあった、これまたズバリ、ジュリエット・ビノシュとジョニー・ディップ主演の『ショコラ』。フランスの閉鎖的な寒村に流れ者のショコラティエがやってくる。彼女が作るチョコレートがやがて人々の心を解き放ち…。という内容だ。

『チョコレート』に登場するチョコレートがアメリカ人の体型を象徴する肥満の元凶というネガティブなシンボルであったのに対し、『ショコラ』ジュリエット・ビノシュが作るチョコレートは人々の心を暖かく修復する薬のようなものである。実際、チョコレートに使われるカカオからとるカカオ脂はお尻に挿入する坐剤の基剤として使われているのだから、チョコレートが薬の役割を持っていたとしても不思議ではない。

『ショコラ』のほうはハートウォーミング名映画であるから、まさにこの時期にうってつけの作品といえよう。久しぶりに鑑賞してみるか。

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ところで、最近は男性が女性にチョコレートを送る“逆チョコ”なんていう言葉を流行らせて経済の回転を加速しようという勢力が台頭している。だまされないぞ。

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2009年1月10日 (土)

『007/慰めの報酬』の試写会に行ってきた

昨日は厚生年金会館大ホールで『007/慰めの報酬』を観賞してきた。ダニエル・クレイグがダブルオーセブンを演じる二本目の作品。

冒頭、いきなりカーチェイスから始まるのだが、時間軸では前作『007/カジノロワイヤル』の一時間後だという。えぇ?どういう繋がりなの?自分も前作を観賞したけれど、全くストーリーを覚えていない。そういえば、カジノのシーンは有ったような気もするのだが。

加えて、彼は前作で恋人に裏切られ、さらに彼女を殺されているというのだが…。

大丈夫である。前作を全く覚えていなくても映画としては十分に楽しめる。

しかし、007シリーズとして考えると、どうなのだろう。ピアース・ブロスナンが主演を演じていた作品では活躍していたように思うQが登場しないのは寂しい限り。しかも、クレイグに代わってからはエロシーンが激減。本作ではちらり、サブキャラとのベッドシーンがあるだけ。ボンドガールとのエッチシーンはなしだ。

M以外の女性とはすべて寝る。それこそ007の醍醐味ではないのか。エンディングはボンドガールとのベッドシーン。水戸黄門の印籠のようにお決まりの様式美が、最近の007シリーズではないがしろにされている。

いくらアクションシーンが良くできていても、お色気が無くてはなぁ。

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2008年12月20日 (土)

『地球が静止する日』を観てきた

映画に登場する顕微鏡はほとんどの場合Zeissなのだが、この映画で登場したのはOlympusのIXシリーズであった。お医者さんはブランド好きな方が多いからか、医学系の研究室の場合Zeissが多い。けれど、コストパフォーマンスだけでなく、性能も良いのがOlympusだよな。

さて映画の方、宇宙人が地球に飛来し、人間が存在したのでは地球は滅びてしまうから………。というストーリー。

今時、このような語り尽くされたテーマで映画が一本作れるのが不思議である。何処か、われわれの知らないところで巨大な力が働いているのだろう。そのような圧力無くして、ありきたりな映画が制作されるわけがない。

だいたい、地球を壊す大元の原因はアメリカそのものである。例えば、ベンゼンの年間需要は全世界が22.2(百万トン/年)であるのに対しアメリカ合衆国のそれは6.3(百万トン/年)である。この量は西ヨーロッパの年間需要6.0(百万トン/年)に匹敵する。トルエンに至ってはそれぞれの需要の順に11.2、4.1、2.8(百万トン/年)である。化学合成素材の大半はアメリカ合衆国で消費されているのだ(環境微生物学、大森俊雄編著、昭晃堂、2000)。

そんな国に「地球を守ろう!」と言われてもなぁ。三面鏡の前で叫んでいなさい、ってかんじである。

映画に登場する巨神兵のモチーフや小さな虫のアイディア、CGはなかなか良いのだから、陳腐なテーマさえ脱却できれば面白い映画になったはずである。

朝食の納豆に卵を入れてはダメと警告しに来る宇宙人だとか、バーのカウンターでサラミを注文するなと警句したり、12月17日の夕方に地下鉄に乗る前にトイレに行っておけとわざわざ警告しにくる宇宙人をテーマにした方がよっぽど面白い映画が作れると思うのだ。

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